「家庭菜園にBBQ、
くつろぎの時間も。
『楽しく過ごせる庭』という、
家族の幸せが一つ増えました」

長野県飯田市・棚田様ご夫妻の場合

「一度きちんとつくれば、庭は一生の財産になる。
そう思って、赤松庵さんにお願いしました」

「正直に話すと、庭づくりの予算で車を買おうと考えていた時期もあったんです」。そう笑いながら話すのは、棚田寛太様。2019年、新築のご自宅完成の際に、2代目に庭づくりをご相談いただきました。

「でも車は、いずれ買い替えなければいけなくなるもの。一方で庭は、一度きちんとつくってしまえば一生の財産になる。三人の子どもたちのことも考えて、やっぱり庭をお願いしようと決めたんです」

「せっかくつくるなら、家族みんなで楽しめる庭にしたい」。そんな最初のお話を受けて、2代目からは僭越ながら、まず「宿題」をお願いしました。それは、「家族で楽しく過ごす時間を描くとき、思い浮かぶモノや行動を、リストにして書き出していただく」こと。このリストを踏まえて棚田様とともに現場に立ち、手描きのラフデザインを共有したうえで、詳細設計や見積もりへと移行していったのです。

現場で下絵をつくる手描きのイメージ図は、赤松庵2代目にとってはお施主様と全体の雰囲気や配置、規模感を共有するために欠かせないものです。寸法などの正確さでいえば、パソコンで描いたものが勝りますが、手描きのイメージ図には「思いを伝え合う」という特別な役割があると考え、大切にしています。

「工事が始まると、大きな重機が入ってきて掘ったり、木や石がたくさん入ったりしたので、『本当に敷地に収まるのかな』『狭くなったりしないのかな』と少し、不安になったこともありました。けれど工事を間近で見ながらていねいに説明もしていただいたことで、何のためにあったのかが見えてきて。完成した時は本当に、『スゴい!』という驚きと喜びでしたね」

「赤松庵さんには要望が伝えやすかった。
工事しながらも柔軟に足し引きしてくれて、助かりました」

デザイン面での棚田様のご希望は、和風に寄りすぎない「和モダンな庭」。ウッドの風合いを生かしたあたたかな雰囲気のある母屋に合わせ、ガーデニングも楽しめるようにしたい、とのことでした。
また、「家族の楽しい時間」のイメージで浮かんできたのが、「ウッドデッキ」というご要望。ウッドデッキを憩いの場の中心として家庭菜園も楽しみたい。けれど家の周囲は雑草を抑えるために砂利を敷きたい、など、ご要望は多岐に渡りました。

これを受け、行った施工は以下のとおり。

  • 玄関にオリジナル石柱門柱と石張、ライティングと植栽を配置
  • リビングガーデンとしてウッドデッキとキッチンガーデン用の花壇を設置
  • 周囲からの目隠しの木調樹脂フェンスを設置
  • 自然景観として景石(ロックガーデン)と植栽を施工
  • 家周りは防草シートと砂利を敷き雑草対策
  • ガーデン用のライティングを配置

棚田様のお宅は周囲に住宅も隣接する住宅地。ご要望を一つずつパーツのように持ち込んでしまうと、空間に圧迫感が出てしまうおそれがあると考えました。そこで、石組みの雰囲気を全体で統一したり、選ぶ樹種を数種に絞ったりと、庭の「一体感」に重点を置いたデザインを意識してプランニングしました。

リビングとフラットにつながったウッドデッキの先には花壇(菜園スペース)をつくり、楽しみの詰まった空間に。すぐ横に設置したBBQスペースは、グリルの下が汚れるので砂利敷にするなど、実用面も考えた配置にしています。

周囲からの目隠しのフェンスは、圧迫感が出ないよう、リビングで立った時や座った時の目線を確認したうえで、高さを決定。家の「顔」となるオリジナルの石門柱は、苗字の「棚田」=棚田風景をイメージして段々模様を付け表札を引き立たせるとともに、それ自体が空間を構成する要素の一つとなるように工夫も施しています。

「赤松庵さんは要望が伝えやすかったし、それを取り入れてくださったり、よりよいアドバイスをしてくれたのが、ありがたかったですね。工事しながらも足し引きをしてくれる柔軟さが助かりました」―夫・寛太さま

「ガーデンライトは 、後からおすすめいただいたんですよね。悩みましたが、つけてもらって本当によかった、妥協しなくてよかったって思っています」―妻・ともみさま

「一番の決め手はやっぱり人柄。周りの友人にも、
間違いなくおすすめします」

じつは、棚田様ご夫妻は今回の庭づくりについて、先に一度、他社様にもデザインや見積もりを依頼していたのだそう。その後、なぜ私たちをお選びいただいたのかお聞きすると、こんなお答えが返ってきました。

「決め手はやっぱり人柄です。せっかくお金をかけてつくってもらうし、一度決めたら簡単には変えられないものので、納得して決めたいという気持ちがあって。それなら、まず人柄として信頼できる方に、お庭をいじってほしかったんです。

結果、人柄だけでなく、プランも値段も、全部が本当に良かった。ここまで素敵な庭をつくってくれたことに感謝です。『みんなで楽しく過ごせる庭』という、家族の幸せが一つ増えたと思います。

うちの周りにもたくさん家もありますし、友人も家を建てる人やお庭や外溝に悩む場面が出てくる世代だと思うので、相談されたら僕は間違いなく勧めますよ」(寛太さま)

すでに三人のお子さんは、庭木の水やりが日課になっている、とうれしいお話もいただきました。お庭でBBQができる夏の到来も楽しみ、とのこと。この庭で、ご家族のたくさんの思い出を作っていただけたらと願っています。そして今後も、メンテナンスなど折に触れ関わらせていただきたいと思います。