2代目です!
いつもご覧いただきありがとうございます!
新緑が深まる季節にキラキラと光る、緑の葉っぱを眺めるのは気持ちの良いものです🍃
しかし、そんな中に元気のない松の葉っぱがあり、「枯れてしまわないか」心配になる方も多いかと思います…
今回は「マツの葉っぱが茶色い時」にすぐにできる対応をして大切なお庭の木を元気に保つ一助になるよう綴っていきます
葉っぱの先が茶色い理由
マツの新しい芽が伸びる春~夏に、去年から残っている先の方が茶色く変色している葉っぱが原因です
その正体は菌による病気が考えられます☝
総称:葉枯れ病です 松の天敵は毛虫だけではないんですね
去年の葉っぱで増えた枯葉病の元になる菌が、新しい緑の芽(葉っぱ)に移ってはまた繰り返す
こうして毎年発病しているのです
この負のループをどこかで断ち切らなければ徐々にではありますが、樹そのものが衰弱して枯れてしまいます
ちなみに、秋ごろマツ全体や枝の大部分が一気に茶色になってしまうのはマツ材線虫病:松くい虫という枯れる確率がとても高い病害です
病気を運んでくるマツノマダラカミキリを6月~10月まで殺虫剤で近づけないのが主要な予防方法です
一度マツ材線虫が樹の中で広がってしまうと治療方法が確立していないので手遅れになる事が多いのです💀
葉枯れ病の対処と時期
病気の元を取り除く
時期は春先 新芽が伸びる前
または5~6月 新芽(みどり)に手が当たっても折れにくい時期
新しく出てきた葉っぱを残して、病気が多くある古い葉っぱ(去年以前の葉)をキレイに取り除きます
通称:葉むしり
むしった葉は集めて処分します
病気への対応にもなりますが、プロの手が入った涼やかな雰囲気の松に様変わりします🌱
殺菌消毒
葉むしりが終わった後は殺菌消毒を行います
理想としては2週間隔で8月まで行えるのがベストです
「理想はそうだけど樹が大きくて9回も10回も大変なんですが・・・」という方は、最低3回は葉むしり後に行って貰えると良いかと思います
1回目:葉むしり直後
2回目:2週間後
3回目:8月~9月頃
消毒はキノンドーフロアブルを500倍で水に薄めて、対象の木だけに散布してください
※むやみに他の木に撒くと薬害を起こす可能性があります
とはいっても、除草剤ではないので恐るおそる散布する必要もないと思います
「※※フロアブル」と記載されたものであれば効果があるので購入の際確認してみてください
樹を元から元気にしましょう
冬の木の休眠期に有機性の肥料を「寒肥」という形で、与えてあげてください
科学性の肥料は一時的な効果で終わってしまうので、ゆっくり効いていく有機肥料がおすすめです
例:鶏糞・腐葉土・油粕など
最後に
人間と同じで「病気」は身体の周りに在って当然なのが常です
基礎代謝が整って健康であることが身近にある菌による発病を抑え込んでくれます
樹も同じで身体が元気になるまでは、「薬=消毒」などで一時的に病気を抑えて、樹が元気になったら後は樹の活力で病気を抑えてくれます
正直、1年で効果は爆発的に現れませんので気長に優しく見守って対処してみてください🌱
参考文献
・樹木医が教える 緑化樹木辞典
・日本樹木医会 島根県支部発行冊子
「庭園木マツで発生する病害虫~診断と防除~」
関連お役立情報
◇◇お問合せは→✉・☎【ココ】◇◇
~無料出張相談 実施中~
落ち着く癒しのお庭・管理がし易いお庭・活力溢れる健康のお庭・草花の水やりが楽しくなるお庭・家族で過ごせるお庭・素敵なお庭・ウッドデッキのあるお庭
~15分無料お試し剪定 実施中~
長野県:飯田市 阿智村 松川町 高森町 喬木村 豊丘村 下條村
阿南町 下伊那郡 駒ケ根市 飯島町 伊那市 南信州
岐阜県 他
お庭のDIY・お庭の手入・新築外構・リフォーム(リガーデン)・ガーデニング・造園・剪定・庭木手入れ
(有)赤松庵 長野県飯田市 https://sekisyoan.net/control